漢方とは!?漢方医学と西洋医学の特徴と、保険について解説します。
漢方医学と西洋医学の特徴
漢方医学は、心と体を含めて体全体のバランスを取るように働きかけるものです。
そのため、いくつかの不調を抱えている人が、一つの不調を治そうとした場合に同時にいくつかの症状が緩和することがあります。体は臓器単体で存在しているわけではなく、それぞれの臓器を始め血液や神経などが連携して調和をとることで健康を保っているからです。
関連した不調が同時に緩和されることは不思議なことではありません。
また、治療薬には、天然由来の生薬を組み合わせた漢方薬を使います。
漢方薬は、長く続く冷えや生活習慣病などの体質改善や不定愁訴などよくわからない症状が併発する時、加齢現象、メンタル的なもの、生理不順や生理痛や不妊や更年期などの女性の問題などに向いているとされています。
そして、西洋医学の特徴はピンポイントで臓器や病気に働きかけることです。
血圧やコレステロールや血糖値が高くなった時や細菌に感染した時やすぐに止めたい痛みを感じた時などは即効性が期待できるのでとても頼り甲斐があります。
治療薬には、生成された物質を使います。
それぞれ良い面を持ち合わせていますね。状況に応じて自分にあった治療法を使っていきましょう。
保険がきく漢方薬と保険がきかない漢方の違いは?
漢方薬には、沢山の種類があります。
その中で、健康保険が適用されるものとして148処方が厚生労働省に承認されています。
漢方薬は、高価なイメージをもたれがちですが、保険を適用するものがあるため西洋の薬同様にリーズナブルに購入することができます。かかりつけの医師に漢方薬を試したいむねを伝えると処方していただけます。
では、なぜ漢方薬には高価なイメージがあるのでしょうか。
それは、保険が適用になる148処方以外の漢方薬があったり、自由度をもって漢方薬を使用することがあるためです。クリニックで自由診療されるものや漢方薬局やドラッグストアで販売されるものがこれにあたります。
大切な体のための服用するものです。
信頼できる医師や薬剤師に相談し治療方針や薬の選択をして納得のいくものを試していくことが大事です。