生活リズムが乱れがちな1月の食薬習慣は?
1月の特徴
お正月は、夜更かししたり、寝正月で昼まで寝たりと生活リズムが乱れることが多いと思います。そして、家の外に出ても太陽がすぐ沈んでしまったりと、日照時間の短いこの時期は太陽の恩恵を受ける時間が短くなってしまうものです。
そうなると、心の安定に必要なセロトニンやビタミンDが不足しがちになってしまいます。そうすると感じるのが、人と会うのが面倒、会話が面倒で周りとの間に壁を作ってしまうなど暗いムードです。そこで、今回は1月から前向きに過ごすことのできる食薬習慣を紹介していきます。
生活リズムが乱れがちな1月でも新年のために起きる時間だけは固定しましょう
寝る時間が遅くなっても、朝起きる時間を固定するようにしてみましょう。
睡眠時間を何時間確保する!などの睡眠時間ではなく、起きる時間を一定にすることで生活リズムが乱れにくくなります。私たちは、目が覚めて太陽の光を浴びてから約15時間後にメラトニンが増え眠くなるようになっています。そのため、起きる時間が遅くずれ込んでしまうと夜眠れなくなり、体内時計が乱れやすくなってしまいます。
一年を気持ちよくスタートさせたい人は、起きる時間を遅くせずに毎朝朝日を眺めて深呼吸を5分程度する習慣をつけてみましょう。
1月食べるとよい食材は?
1月は元気はつらつ行動するために、ビタミンDを取り入れることをおすすめします。とくに、きくらげ、干し椎茸などきのこ類に多く含まれます。干し椎茸やキクラゲは、乾物なので常備しておくのが便利です。
お鍋が増える冬には、お鍋の中に乾物のきくらげ、干し椎茸などを必ず入れるようにしてみてはいかがでしょうか。乾物からは美味しいお出汁もでるので、お鍋の元も使わずに塩分控えめなお鍋をつくることができますよ。
仕事始めが憂鬱すぎる時には?
必須アミノ酸をしっかり取り入れられるアミノ酸スコアが高い食材を選びましょう。気持ちを前向きにやる気を出したい時には、神経伝達物質である「セロトニン」が必要となりますが、この原料となるのが必須アミノ酸の一つであるトリプトファンです。
そして、アミノ酸スコアの高い食材の代表といえば”たまご”です。今ひとつ気分がすぐれない人は、たまご料理を増やしてみましょうね。
出典 : 心がバテない食薬習慣 p58〜