『食薬』とは
未来の自分の体のために食事をとっていますか?
時間になると自然と食べている毎日の食事ですが、食べたものが材料となり体を作っています。体というと皮膚や髪の毛、爪など目に見えるものを想像しやすいのですが、”神経系”、”内分泌系”、”免疫系”など体を正常に機能させたり、感情をコントロールさせたりといった目に見えないものにも食べたものは繊細に影響しています。そのため、食事の内容は、精神疾患、更年期やPMSなどの婦人科系疾患、糖尿病、高血圧、脂質代謝異常症、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患など多くの病気の原因となります。
何も意識せずに食事をとると、目の前にある美味しそうなもの、手軽に食べることのできるコンビニ食、コスパの良い食事、チョコレートなどスイーツやファストフードやラーメンやお酒などの依存性の高い飲食物を習慣的に食べている人は多いと思います。ひどい場合には、食べ物を見もせずに何か作業をしながら食べている人もいます。このように無意識に習慣化している食事は、悪習慣の場合には病気を作ったり老化を加速させ、良い習慣の場合には未病の改善になったりアンチエイジングになります。
食事は、習慣化しやすいものです。
一度で良いので、食事を意識して良いものへと変化させ習慣を身につける努力をしてみましょう。今日より明日、1年後、5年後、10年後、20年後と1日1日私たちは老化していきます。年を重ねるほど、柔軟に習慣化することが難しくなり、食事による悪影響も蓄積していきます。自分の人生の中で一番若い今から体のために行動していくことが一番大切です。
食薬(しょくやく )とは
一言でいうと、『口から入る健康に役立つものすべて』です。
食事・サプリ・漢方・西洋医学の薬などが該当します。どれも取り入れ方によりよくも悪くも体に影響するものです。それぞれの取り入れ方を理解し活用することが必要です。
この中でも、毎日とりいれるものが食事です。ですから、食薬の習慣は食事から意識し始めることが大切です。
食事のポイントは2つ。
未来の自分ために今の心と体と向き合いその時に適した食事を選んでとること。
また、同時に体に悪影響を与える食材は控えるようにすること。
例えば
お腹の調子が悪い時にはネバネバ食材をとるようにして、油物を控える
メンタルが落ち着かない時にお肉などアミノ酸や鉄、ビタミンB群が豊富な食材をとるようにして、甘い飲食物を控える
というような感じです。
基本的な知識は必要となりますが、毎日自分の心と体と向き合いながら、食べ物を使って自分をメンテナンスする癖をつけていくことが未来の健康な自分を作ってくれます。『食薬習慣』をとりいれていきましょう。