過去に執着し、後悔しやすい11月の食薬習慣は?
11月の特徴
日が沈むのが早くなり、1日の終わりが早く訪れるように感じますよね。
夜中や朝は冷え込みはじめ肌寒さを強く感じる日も増えてきました。朝方寒さで目が覚めてしまうという話もよく耳にします。
そして、エアコンをつけ始めるころ乾燥した外気とともに、室内の乾燥も気になり始め加湿器をつけ始める人も多いのではないでしょうか。
この実感する夜の長さは、セロトニンやビタミンDなどを現象させたり、BMAL1という遺伝子を増やすことで、心を後ろ向きにネガティブに考えさせることがあります。また、余分に食べたものを体に蓄えやすくもさせるので、食事のとりかたには注意が必要です。こういった傾向を漢方の考え方では、閉臓といいます。
過去に執着し、後悔しやすい11月には、味覚を整えましょう
乾燥した環境は、唾液の分泌量を低下させます。これにより、変化するのが味覚です。味のはっきりとしたものを欲し始めます。そのため、加工食品やファストフードなど化学調味料をたっぷり使った食べ物が食べたくなることがあります。しかし、体に溜め込みやすい時期です。そのため、この時期に味覚を今一度整える努力をすることがおすすめです。調味料にこだわった料理やお出汁がきいたものは、ミネラル、アミノ酸、腸によい成分がたっぷり含まれます。この時期には、体に溜め込んでもプラスになるものを選んで食べるようにして、12月、1月と外食が増える時期に備えていきましょう。
11月食べるとよい食材は?
加工食品を控え、調味料を気をつけ出汁をとった食事をとりいれることをおすすめします。
干し椎茸、昆布、鰹節などを料理の際に意識的に取り入れたり、いつもの醤油差しにニンニクや八角や生姜などを入れて置いたり、手作りドレッシングを作ってみたりすることもおすすめです。
調味料は、自炊している人の場合には、無意識に毎日使うものです。一度買うと長期的に使うことができるものなのでコスパを重視するのではなく、内容をきちんと確認して少し高いものでも材料や工程にこだわっているものを選び、調味料もサプリ感覚で選んであげるようにすることがおすすめです。
コンビニおでんも料亭風にアレンジ
この時期、コンビニにいくとおでんをつい買ってきてしまうことはないでしょうか。
その時のアレンジ方法をご紹介します。まず、おでんの選び方なのですが、加工していないものを選びます。
つまり、たまご、こんにゃく、豆腐、厚揚げ、しらたき、大根などが自動的にチョイスされることになると思います。これらを選ぶと実は、自然に栄養バランスが整うようになっています。
そして、買ってきたおでんのお出汁を捨て、お家の容器にうつします。具材が浸るくらいお水を入れます。
そこに、干し椎茸一つ、昆布5センチくらいを浸し、5分くらい放置します。
あとは、電子レンジでスープが温まるまで加熱するだけです。
味が足りない場合は、お醤油を足してみてください。
ほんの一手間で美味しいおでんに早変わりです。ぜひお試しください。
出典 : 心がバテない食薬習慣 p225