寒くて外食が増える12月の食薬習慣は?
12月の特徴
どんどん日照時間が短くなる12月は、暗く寒いこの気候のように、物事を暗く、悪い方へ考えがちになることがあります。冬らしさを感じる日が増え、冷えの影響も受けやすくなる頃、そのダメージを実感しやすい臓器が胃腸です。そして、それに加え年末の外食が増え、豪華な食事や暴飲暴食などによりさらに胃もたれ、膨満感などを感じる人が増えていきます。
冬の寒さと師走の慌ただしさに忘年会、クリスマスがある12月は胃腸を整えましょう
12月は、消化のサポートをする食材をおすすめします。
しかし、年末の節制はストレスになりかねません。そこで、食べ物は外食時には仲間と思いきり楽しむことを意識してストレス解消に繋げましょう。そして、家で食べる食事を体によいものと気をつけることを意識していきましょう。攻めと守りの姿勢が必要となるのが12月です。
12月食べるとよい食材は?
漢方医学で考えると“脾腎陽虚”という体調になりやすいこの時期。必要なのは、体を温める食材と消化補助食材です。大根、キャベツ、山芋、昆布などは消化に役立ち取り入れやすい食材です。著書「心がバテない食薬習慣」では。41ページに食品の一覧がのっています。家庭でも、外出先でも見かけますよね。見つけたら、意識的に食べていきましょう。
また、胃腸の働きが弱く常に胃薬を飲んでいる人も注意です。胃酸を抑える薬を飲みすぎることで、消化に逆にダメージを与えることがあります。胃薬の内容にも注意しましょう。
胃がもたれて何も食べたくない時には?
キャベツと豆腐で湯豆腐や豆乳鍋をしてみましょう!お鍋に、ショウガや昆布をさきに入れてお鍋の準備をしましょうね。お出汁も冷えや消化を助けてくれます。胃の調子が悪いから何を食べたらいいの?食べられるものを食べたらいいの?何も食べない方がいいの?と悩むことはあると思います。でも、逆に食べることが負担になるのではなく味方となるものをとりいれて、胃薬のかわりに食事をかつようしてみましょうね。
出典 : 心がバテない食薬習慣 p236〜