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柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ)の効果・効能と副作用とは?

2018.04.05

柴胡桂枝湯は、微熱や吐き気、食欲不振などに効果的でいざという時に使いやすい漢方薬です。

今回は、柴胡桂枝湯の効果・効能と副作用について詳しく紹介していきます。

柴胡桂枝湯とは

柴胡桂枝湯とは

柴胡桂枝湯は、小柴胡湯と桂枝湯を組み合わせた漢方薬です。

「傷寒論」や「金匱要略」と古典書で紹介されている漢方で、方剤の構成から「柴胡剤」に分類されています。

柴胡桂枝湯の効果・効能

柴胡桂枝湯は、風邪による微熱や頭痛・食欲不振や消化不良などに効果的で熱や炎症、痛みを和らげる働きもある漢方です。

また、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃腸炎、胆石、肝炎など上部消化器系の病気にも作用し症状を改善させる効果があります。

柴胡桂枝湯の成分(生薬)

柴胡桂枝湯は、自然の草や木をつかった「生薬(成分)」が組み合わさり作られています。

柴胡桂枝湯は、下記の生薬で組成されています。

  • 柴胡(サイコ)
  • 桂皮(ケイヒ)
  • 黄ごん(オウゴン)
  • 半夏(ハンゲ)
  • 芍薬(シャクヤク)
  • 人参(ニンジン)
  • 甘草(カンゾウ)
  • 生姜(ショウキョウ)
  • 大棗(タイソウ)

これらの9種類の生薬からなります。

炎症をしずめる「柴胡、黄ごん」、熱や悪寒・寒気、痛みを和らげる「桂皮」、吐き気や胸の違和感(つかえ感)を取り除く「半夏」、痛みを取り除く「芍薬」、炎症を抑える「甘草」、滋養強壮によい「人参」などを配合した漢方薬です。

少し体力が落ちている方、肋骨下部が張り胸に苦しさを感じる方にも向いていて、これらの生薬をバランス良く配合するとこで効果を発揮してくれます。

柴胡桂枝湯の副作用

柴胡桂枝湯の副作用

柴胡桂枝湯に配合されている生薬の“甘草”は多くの漢方薬に含まれ過剰摂取すると身体にむくみ(浮腫)を感じたり、血圧を上昇させたりしてしまうことがあります。

確認されている重い副作用

重い副作用はめったに起こるものではありませんが、以下のような症状がまれに起こると確認されています。

  • 偽アルドステロン症
  • 間質性肺炎
  • 肝障害

だるさ、血圧上昇、むくみ、体重増加、手足のしびれ・痛み、筋肉のぴくつき・ふるえ、力が入らない、低カリウム血症などの「偽アルドステロン症」、発熱、咳、息苦しさ、息切れなどを感じさせる呼吸困難などの「間質性肺炎」、食欲不振、吐き気、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、茶褐色の尿などの「肝 機能障害」があります。
多くあらわれるような症状ではありませんが、柴胡桂枝湯を服用しこのような症状が現れる場合は、使用するのを止め医師に相談するようにしましょう。用法・用量を守ることも大切ですが、他の方剤との併用や長期服用にも注意するようにしましょう。

また、軽い副作用としては、次のような症状、胃の不快感、食欲不振、軽い吐き気、発赤、腹痛、下痢、便秘などや頻尿、排尿痛、血尿、残尿感などの膀胱炎様症状が確認されています。

柴胡桂枝湯の正しい飲み方

飲み方

柴胡桂枝湯は、成人の人で1日2回から3回に分割して、食前又は食間に水やぬるま湯で服用するように記載があります。

しかし、漢方は、年齢や体重、体質、症状、妊娠中(妊婦)の方などにより容量の増減や飲み方がかわることがあります。

医師や薬剤師の指示に従い、必ず正しい方法で含有量を守り服用するようにして下さい。

まとめ

まとめ

いかがでしたか?

今回は、柴胡桂枝湯の効果・効能と副作用について紹介しました。

柴胡桂枝湯は、風邪や消化器系統の不調などありがちな不調に使いやすい漢方薬です。常備していると急なときに助かりますね。

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